小学校に入学するお子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんひとりで学校に通えるのか、心配に思っていらっしゃる方も多いかと思います。
小学校に入学すると、学校への通学以外にも、放課後にお友達と公園で遊んだり、近所の習い事にひとりで通ったり、行動範囲が一気に広がります。
実際に1年生から3年生までの3年間、GPSを持たせてみて良かったこと、子供にGPSを持たせる際の注意点、おすすめGPSなどをご紹介していきたいと思います。
これからGPSを購入しようか 迷っている方のご参考になれば嬉しいです
小学校3年生で塾に通うことになって、携帯電話を買ってもらったけど、
失くしたら嫌だから小学校にはまだGPSを持っていっているよ!
GPSの保持率 ~ ほとんどのお友達が持っていて焦る!
我が家は、ひとりっこの女の子。学校に通学させるのも本当に不安で、1年生の間は、できるだけ朝の登校は付き添うようにしていました。
さすがに下校時までは学校にお迎えには行かず、入学直後は、近所のママさんたちと通学路の途中で子供たちが帰ってくるのを待っていました。
他のママさん達が、それぞれ携帯を見ながら「あ、もう小学校出た~」と言っているので、何で分かるの?と聞いてみたところ、みなさん子供にGPSを持たせているとのこと!!
え~!GPSを子供に持たせるなんて発想なかった!!
子供の小学校入学前に長年勤めた会社を辞めて、入学前の準備を色々がんばってきたつもりなのに、GPSを持たせるという発想はまったくなく…。
実際聞いてみると、周りのお友達はほとんどGPSを持っていて、急いで購入しました。
ただ、学童に通うお友達は、下校時はパパ、ママどちらかが学童に直接お迎えに行って一緒に帰宅するので、GPSを持っていない子も多くいました。
GPSの学校への持たせ方
娘が通う学校では、GPS(またはキッズ携帯)を学校に持たせるには、校長先生に申請書を提出して許可をもらう必要があるとのこと。
学校に事前申請が必要だということは、お友達ママに教えていただいたのですが、事前に学校側からはそんな案内は一切ありませんでした。
おそらく、あまり大々的にしたくないようで、あくまでこちらから聞いた場合のみ、申請書を渡してもらえました。なので、校長先生の許可が必要と知らずに持たせているご家庭もあるかもしれません。
申請書には、「学校では他の児童に見せないこと」、「学校でGPSを持っていることを他の児童に話さないこと」など約束が書かれていました。
娘には、GPSを持っていることは話さないよう、よーく言い聞かせて、ランドセルのファスナー付きポケットに入れていました。
GPSを持たせて良かった! メリットについて
娘の小学校は自宅から大人の足で徒歩15分程の距離にありますが、子供の足では20分、お友達と一緒に遊びながらだと30分以上かかります。
登校時は「遅刻しないように」という意識が働きますが、下校時は、習い事でもない限り、マイペースにのんびりと帰ってくるので、下校時刻をだいぶ過ぎても、なかなか帰宅しない日々が続いています。GPSがあれば、自分のスマホから、子供のだいたいの現在位置が分かるので、「のんびり帰ってきてるな~」と、おだやかな気持ちで子供の帰宅を待つことができます。
GPSによっては、ボイスメッセージを送ったり、ピーピーと信号音を鳴らして、子供に帰宅を促すことができます。
通学路をはずれて、いつもと違う道を歩く…なんてこともありますので、その際はこちらから迎えに行ったり、帰宅後に注意することも可能です。
以下、実際に、GPSを持たせて良かった!と思ったケースをご紹介します。
■下校時、なかなか帰ってこないので、スマホで現在位置を確認すると、同じ場所に何分も留まっているようでした。何かあったのかな?と思って迎えに行くと、一緒に帰っていたお友達が途中で具合が悪くなってしまい、座って休んでいました。2人で帰っていたので、娘はお友達をひとり残すことができず、学校にも自宅にも助けを求められなかったとのこと。まだ入学して数か月だったので、他のお友達や大人に助けを求めることが思いつかなかったようです。
■こちらも下校時ですが、スマホで現在位置を見ると、なぜか学校に戻っている様子。お友達数人と下校、ひとりが走り出したので全員で走って追いかけたところ、別のひとりが転んでしまい、口を切って血がたくさん出てしまい、学校に先生を呼びに行ったとのこと。私が迎えに行くとちょうど先生が来てくれたので、転んだお子さんは保健室まで連れていってもらえましたが、子供だけでは対応が難しいケースでした。
帰宅が遅くなった時に、いつも通りのんびり帰宅しているのか、何かトラブルがあって帰ってこないのか、GPSを見ることで何となく判断できるので、やはり持たせて良かったと思いました。
もちろん、学校以外にも、習い事にも持たせてることができるので、近所のピアノ教室にひとりで行く、なんていう時も自宅から見守ることが可能です。
デメリットについて
我が家にとっては、持たせて良かった、メリットが多いGPSでしたが、それなりにデメリットもあります。
私の場合は、ついついGPSを気にしてしまって、時々、現在位置がうまく反映されない時や、持たせるのを忘れてしまうと、大丈夫かな?と心配になってしまうこともありました。
我が家のGPSは、充電がほぼ毎日必要だったので、うっかり忘れてしまわないように管理が大変でした。(1度の充電でバッテリーがどれくらい持つのか、確認することをおすすめします!)
デメリットはこれくらいで、メリットの方が多かったです!
GPSを子供に持たせる際に気を付けること
子供にGPSを持たせる際に気を付けていたのは、とにかく子供に「もうGPSなんて持たない!」と言わせないようにすることです。
どんなに便利でも、子供に持ち歩いてもらわないことには意味がありませんので、下校時にのんびり、フラフラ歩いていたとしても、子供にあまりしつこく問いたださないようにしていました。
「GPSで親に行動を監視されている」というように思われないよう、「GPSがあれば困った時に助けに行けるからね」という感じで伝えていました。
「GPSでどこで何をしているか、全部見てるんだからね!」などは言わないようにしていました
たくさんあるGPS機種、どうやって選ぶ?
子供向けGPSの機種がたくさんあり、どれを選んだら良いか迷ってしまうこともあるかと思います。
実際使用してみて、我が家なりの選び方のポイントをご紹介したいと思います。
■GPS本体代金と月額使用料
子供向けGPSは、「GPS本体代金」+「月額使用料」という料金形態が主流です。
本体価格も月額使用料も機種によってそれぞれですので、必要な機能とのバランスを見ながら、それぞれに合った価格帯のものを選ぶと良いかと思います。
数年したら塾通いでキッズ携帯に変える、というようなケースもあるかと思いますので、GPSをどれくらい使用する予定なのかも、事前に考慮することをおすすめします。
■親子間のやりとりの方法
GPS機種によっては、親子間で連絡が取れる機種があります。連絡方法は、主に下記の2種類で、ボイスメッセージを送れるか、送れないか、に大きく分かれます。(下記は一例です)
●通知ボタン(ボイスメッセージは送れない)
・子供→親へ:子供がGPSのボタンを押すと、現在位置情報とともに親のスマホに通知が届く機能
・親→子供へ:スマホアプリから、GPS本体のブザーを鳴らすことができる
●ボイスメッセージを送る
・子供→親へ:GPS本体にボイスメッセージを録音、受信すると親のスマホに通知が届く
・親→子供へ:スマホにボイスメッセージを録音、GPS本体で受信するとライトや音でお知らせ
我が家は、学校の規則でGPSをランドセルに入れっぱなし(人前で見せるのはNG)だったので、連絡機能は不要でした。
ボイスメッセージの受信時に音がならないようにサイレントモードを搭載している機種が多いですが、学校で音が出ることがないように、注意が必要です。また、学校の規則によりボイスメッセージ機能のGPSは持ち込み不可としている学校もあるようですので、気になる場合することをおすすめします。
■位置情報の通知 (以下は一例です)
●指定したエリア(学校や自宅など)から離れると出発や到着の通知が届く
●設定した活動範囲の外に出てしまった時に通知が届く
現在位置の更新間隔について、機種によって、3分・5分・10分…など設定することが可能です。更新間隔が短いほど、バッテリーの消耗が早くなります。
我が家では「どこかなGPS」を使用していましたが、現在(2024年3月時点)は後続機種の「どこかなGPS 2」が発売されているようです。
GPS自体が小さく軽量でランドセルにも目立たずに入れることができます。
会話はできませんが、小学校通学時だけの利用なら会話をする必要もないので、小学校3年生の今でも毎日使用しています。
「どこかなGPS 2」公式サイトはこちら
「BoTトーク」は録音したボイスメッセージを送り合うことができます。
メッセージのやりとり機能が不要になったら、アプリから気軽に、GPSだけのシンプルなプランに変更できるのがいいですね!
「BoTトーク」公式サイトはこちら