乳幼児から続いていた 娘の指しゃぶり。保育園時代もずっと気になりつつも、「指しゃぶりしているとすぐ寝てくれるし、そのうち直るかな」なんて思ってしまい、何となくそのままになっていました。
小学生になり、親も娘も「とにかく、すぐにやめないと!!」と思う出来事があり、何とか小学2年生・8歳の時に指しゃぶりをやめることができました。
こちらのブログでは、指しゃぶりをやめることができた方法、そのきっかけなどをご紹介します。
指しゃぶりをやめるまでの 我が家の記録です!
乳幼児の頃からの指しゃぶり
いつから指しゃぶりを始めたのかは定かではありませんが、1歳未満で既に指しゃぶりをしている写真がありました。保育園でも日常的に指しゃぶりをしていて、保育士さんとの面談時にはいつも「指しゃぶりをやめさせてあげたいんですけどねぇ…」という話題が出ていました。保育園の歯科検診では毎回、上下の前歯の間にスキマができる「開咬(かいこう)」という状態であることが指摘されていました。
指しゃぶりをしながらテレビを見たり、指しゃぶりをしながら眠る状態でした。
私も「何とかしなくちゃ」と思って時々注意するものの、当時は仕事も忙しかったので、「そのうち自然に直るかな」とか、「指しゃぶりしていると、おとなしくしているから…」とそこまで真剣に向き合っていませんでした。
結局、自然に直ることもなく、指しゃぶりは小学校入学後も続きました。
きっかけは 歯科医からのひとこと
小学校に入学し、コロナ禍でマスク着用のこともあり、小学校では指しゃぶりをすることなく過ごしているようでしたが、家ではテレビを見ながら、寝る時も指しゃぶりをする状況が続きました。
ある日、前歯が乳歯から永久歯に生え変わり、だいぶ永久歯が増えてきたので、それまで通っていた小児専門の歯科から、大人も通う歯科(一般歯科と小児歯科あり)に通うことにしました。
そこで歯科医から、「指しゃぶりで前歯(永久歯)が出っ歯になってきているので、このままだと矯正が必要になりますね」と衝撃のひとことが。
確かに、言われてみれば前歯が出ている…。でも「矯正が必要」なんて言われるとは…。
その時は、「もう少し他の歯が生えてきたら矯正の相談をしましょう」ということで終わりました。
私の頭の中では「矯正って結構お値段するんじゃないの…」とお金の心配をしていましたが、娘は娘で「矯正」という言葉に恐怖を覚え、私がショックを受けた様子を見て、何か大変なことが待っているんじゃないか…と怯えていました。
歯科医に「矯正」と言われたことで、親子ともに焦り、そこから一気に「指しゃぶりを終わらせないと大変なことになる!!」と動き始めることになりました。
「矯正が必要」と言われてしまい、何でもう少し早く指しゃぶりをやめさせてあげられなかったのか、ショックでしばらく落ち込んでいました。
何より本人の強い意志が必要!
小学生になると「指しゃぶりは恥ずかしいこと」と、本人もそれなりに感じていたようで、他のお友達に知られることを嫌がりました。でも、テレビを見る時など自然と指が口にいってしまい、指しゃぶりは癖となってしまい、やめることができませんでした。
私も時々注意しましたが、「分かってるー」という感じで、本人も「やめないといけないのは分かっているけど、やめられない」という状況でした。
指しゃぶりをやめたいのに なかなかやめられない!
小学生までズルズルときてしまった指しゃぶりをやめさせるのは、親の指導だけではなく、本人の強い意志が必要だと感じました。
やめるために試したこと
「矯正が必要」という恐怖のワードを聞いてから、娘にはスイッチが入り、指しゃぶりをやめる行動をいろいろ試しました。
本気スイッチが入ってからは、「気が付いたら 指しゃぶりしなくなっていた」という状況でしたが、行動開始から1か月もかからずに、指しゃぶりから卒業することができました。
絶対に指しゃぶりをやめてみせる!!
我が家で試したこと
●テレビを見る時は、常にグーの手にする
●手にタオルを巻きつける(寝ている間に指しゃぶりしないように)
●指しゃぶりしている自分の姿を写真に撮って、恥ずかしい姿であることを客観的に見る
●指に苦い味のするマニュキュアを塗る
休日など長く家で過ごす日は、ちょっと気が緩むと指が口に入ってしまいますが、苦い味のするマニキュアを塗っておくことで、うっかり指しゃぶりしてしまった時には、すぐ気が付くことができました。こちらの「かむピタ」は日本製で安心です。
出っ歯はどうなったか
指しゃぶりで、前歯が出っ歯になっていることを歯科医に指摘され、「矯正が必要」とまで言われましたが、結局、前歯が永久歯に生え変わったすぐの段階で、まだ歯が柔らかかったためか、指しゃぶりをやめてからは、前歯の出っ歯も元に戻り、気にならなくなりました。
今のところ、娘は歯科医からは矯正をすすめられることはなくなりましたが、たまたま娘の歯が元に戻りやすかっただけかもしれませんので、歯並びを気にされる場合は、できるだけ早めに指しゃぶりは直した方が良さそうです。
今回は思いもよらないタイミングで「歯科矯正」と言われて焦ってしまいましたが、もちろん、歯科矯正にはメリットもたくさんありますので、今後の成長過程で必要になれば、また改めて考えていきたいと思います。
歯科医から直接聞いたことが良かった
振り返ってみると、娘が、歯科医から「矯正が必要になる」と、直接聞いたことが 良いきっかけだったと思います。
私がいくら「歯並びが悪くなって、矯正が必要になるよ」と言ってもあまり効果がなかったでしょう。
長い間、「何とかしなくちゃ」と思い続けてきた指しゃぶりですが、1か月もかからないうちに卒業することができて、本当に心から安心することができました。もっと早く、無理にでもやめさせられれば良かったですが、「自分の意志でやめた」というのも、娘に合ったタイミングだったのかな、と思います。これも無事にやめることができたから、言えることですが…。
小3になった娘は「今じゃ、指を口に入れるなんて気持ち悪くてできないもんね!」と言っています。我が家のケースがご参考になれば嬉しいです。
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