子供が小学生になると、「そろそろ お風呂もひとりで入って欲しいなあ」と思うご家庭も多いのではないでしょうか。
パパさん・ママさんも 体調が悪い日などは、子供と一緒にお風呂に入るのも大変…なんてこともあるかと思います。
小学生の お風呂にひとりで入る準備や注意点など、娘の時の経験と一緒にご紹介したいと思います。
ひとりでお風呂に入れる時期は 人それぞれ
私のまわりでは、小学校入学前の年長さんあたりから、ひとりでお風呂に入る練習をはじめたお子さんが多かったです。
女の子は髪の毛が長いと、ひとりで洗うのは難しいので、どちらかと言うと短髪の男の子の方が、ひとりお風呂デビューが早かったと思います。
逆に、小学校3年生になっても、髪の毛が長くて ひとりでシャンプーができない、という女の子もいます。
お風呂には、転んだり溺れたりする危険もあったり、ひとりで入るのを怖がるお子さんもいます。
「周りのお友達がひとりでお風呂に入っているから」と焦らずに、お子さんの様子を見て、ひとりでもお風呂に入って大丈夫か、お子さんのペースに合わせて進めるのが良いと思います。
お風呂での危険なことを教える
ひとりでお風呂に入る場合、お風呂場での危険なことを事前に伝えておきましょう。
転倒
石鹸やシャンプーで床が滑りやすくなります。
ボディソープやシャンプーの量は適切か、時々チェックすると良いと思います。娘は、私の知らないうちに、どんどんボディソープやシャンプーの量を増やして使っていました。
溺れ
湯ぶねの中でも滑って転ぶこともあるので、小学生であっても油断しないことが大切です。水深10cmでも溺れることもあると言われていますので、しばらくは近くで様子を見るなど注意が必要です。
シャワー温度
シャワーの温度が安定せず、急に熱いお湯が出てくることもあります。その時は慌てずにシャワーを止めること、水の分量を増やすことや、親を呼ぶことなどを伝えておくと安心です。
お風呂の入り方を教える
パパやママと一緒に入浴する際に、洗い方を教えて慣らしていきましょう。自分で洗うことに慣れてきたら、ひとりでお風呂に入る機会を増やしていくと良いと思います。
ボディ
湯ぶねに入る前に、まずは体を洗って汚れを落とします。
温泉など外でお風呂に入る際のマナーでもありますので、湯ぶねに入る前に、先に体を洗うという順番をしっかり身に付けておきましょう。
ひとりで体を洗う場合、小さなスポンジだと背中が洗えないこともあります。背中が洗いやすいような、長いボディタオルを用意するのも良いでしょう。
以下のことも、親が時々チェックしてあげましょう。
- 脇の下やお尻など、ちゃんと洗っているか?
- 洗い流しがないか?(これは毎回チェックしてあげると良いですね)
- ボディソープの使用量は適切か?(娘は親が気が付かない間に、ボディソープの使用量がどんどん増えていきました)
シャンプー
シャンプーは、大人がやるように、片手でシャワーを持って、洗い流すのは難しいかもしれません。
シャワーを固定して、両手が使えるようにして、しっかり泡を落とすなど、まずは大人が、お子さんに合ったやり方を考えてみましょう。
シャンプーは、シャンプーをつける前に、しっかり髪を濡らすと、その後のシャンプーの泡立ちが良くなります。
リンスを使う場合は、しっかり洗い流さないとヌルヌルが残ることになります。
リンス イン シャンプーも便利です。
シャンプー・リンスの使用量が適切かも時々チェック。
お風呂から出る前に、洗い流しがないか見てあげましょう。
特に髪の毛の長いお子さんは要チェックです。
背中が洗いやすいボディタオルを準備したり、お子さんに合ったシャワーの使い方を見つけてあげてください。
お子さんの使いやすい場所に取り付けられるシャワーホルダーもあります |
体の拭き方
まだ慣れないうちは、バスタオルで体を拭くのも難しいと思います。
湯ぶねから、ザバーっと出たばかりの状態で外に出てこられると、足ふきマットがあっても床がビショ濡れ…なんてことも。
背中や、長い髪の毛のお子さんは髪の毛を拭くことも、最初はうまくできないと思うので、慣れるまでは手伝ってあげると良いでしょう。
お風呂から出た時に大声で呼ぶ、呼び出しボタンを押す、出てきそうなところで親が待機する、など、ご家庭にあった方法を教えてあげましょう。
ひとりでお風呂に入るのが怖い
マンションではリビングやキッチンとお風呂の距離はそれほど離れていないことが多いと思いますが、一軒家ではリビングなどから離れたところにお風呂があって、「ひとりでお風呂に入るのが怖い」と言うお子さんもいるかと思います。
何かあったらお風呂の呼び出しボタンを使うよう教えたり、Bluetoothで接続可能な防水スピーカーを使って携帯からの音楽を流したり、恐怖が軽減する方法を見つけてあげられると良いですね。
しばらくはお風呂のすぐ外で見守って、それでもどうしても怖がるなら、まだひとりでのお風呂は早いと判断して、もう少し様子を見る方が良いかもしれません。
音楽を聴きながらお風呂に入ることができます |
転倒や溺れないように十分気を付けて、お子さんの様子に合わせて、ひとりお風呂に慣れるように少しずつサポートしていきましょう。